西荻窪の古本屋に行ってみたら天国だった。その①
中央線の沿線には夜遅くまでやっている良い古本屋が多いという理由で、西荻窪に引っ越してきた。夜御飯を食べた後で、散歩をしながら何軒もの古本屋をまわれる町が全国に幾つあるだろう。それを考えると、住む場所に関する選択の余地というか迷いは殆どなかった。*1
古本屋好きにはたまらない天国でした。
以下3回に渡って、
西荻窪に足を踏み入れようとしている全ての初心者に贈る、
です。
今回は南口編!
まあ西荻窪一回しか行ってないんだけどね!
1. 本屋ロカンタン
住宅地の中にある本屋さんなので、見つけるのが難しいかもしれません。
西荻窪駅の南口を出ると、天井から象が吊られた短いアーケード街が正面にあります。
まっすぐまっすぐ、アーケードを抜けてもさらに進んでいき、しばらくしたら路地を左に曲がりしばらくまっすぐ進んだら適度なところでまた左に曲がります。
この通り進んでも辿り着けないと思いますので地図を見てください。
白い出窓が目印です。
良い意味でこじんまりとした、新しくて綺麗なお店でした。
HPを見て後から知りましたが、自宅兼本屋なのだそうです。
確かに人のお家にお邪魔したような気持ちになりました。
映画関係を中心に芸術系の本が多かったです。新刊書がメインとのこと。
古本はレジ右手の本棚に集まっていました。
正直なところお値段で勝負する古本屋ではないみたいです。
300円で買った本が他のお店で100円で売ってました。
ただ抜群にお洒落です。
店内にいるとマイ感受性アンテナがピンピン伸びていく気がしました。
例えるなら西荻窪本屋界のブルーボトルコーヒーといったところか。
ちなみにブルーボトルコーヒーに入ったことはないです。
【私が買った本】
ポール・ギャリコ著・灰島かり訳『猫語の教科書』(ちくま文庫、1998.12)
【デートにおすすめ度】
☆☆☆☆☆
2. 盛林堂書房
こちらは先ほどのロカンタンさんよりも駅近です。
南口を出たらアーケード街に入らずに、左手の広い道路をまっすぐ進むのが分かりやすいと思います。
神保町でよく出合うタイプの古本屋イメージです。
「探偵小説・ミステリ・SF・絶版文庫」を中心に扱っているそう。
私の注目ポイントは村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の初版本が売っていたことです。
確か6000円くらいだったかな。
他にも近現代文学の初版が色々置いてありました。
詳しい人が見たらレアなものもたくさんあったはず。知識のなさが悔しい!
私はちょっと手が出ませんでしたが、ぜひ覗かれることをおすすめします。
その代わりと言ったら何ですが、店頭でワゴンセールをしていたのでこちらに手を出しました。
【私が買った本】
100円、若干変色しているくらいで状態も良かったです。買い!
【宝探し度】
☆☆☆☆☆
今日はここまで!